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考証元禄歌舞伎—様式と展開— (こうしょうげんろくかぶき ようしきとてんかい)
本体9,515円+税
初版発行:1996年6月28日 A5判・上製・貼函入・424頁 ISBN 4-8406-9601-2 C3095
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資料を駆使した元禄歌舞伎確立期の揺るがない研究!
【内容説明】近世演劇研究に不可欠な資料の公刊を永年手掛けてきた著者が、その厖大な資料を丹念に分析し、事実を積上げることで考証した元禄期の上方歌舞伎論考「狂言取り・趣向取り」「元禄歌舞伎の花実論」「上方前期絵尽し攷」など15篇を収める。またこれからの元禄歌舞伎の指針を示した講演記録「歌舞伎の台帳」「『金子一高日記』より」、著者所蔵資料「役者ほめ言葉六種」「並木正三冥途旅立」を翻刻。厖大な資料を丹念に考証した上方歌舞伎論考・講演記録に加えて新たな翻刻資料を収録。待望久しい近世演劇研究に不可欠な論文集刊行。
【目次】様式
狂言取り・趣向取り—元禄歌舞伎の場合—/元禄歌舞伎の花実論/大和屋甚兵衛の芸風/「都風流大踊」考/『けいせい浅間嶽』演出妄言(講演)/展開/大坂岩井座『太山寺薬師開帳』前後/嵐三郎四郎をめぐって/『曾根崎初夢曾我』その他—曾根崎心中劇史—/西鶴文学における演劇と演劇的なるもの/上方歌舞伎前期絵尽し攷/『桂川連理柵』の実説とその成立
考証
『難波の白は伊勢の白粉』の刊年/近松歌舞伎狂言存疑本考/池田文庫蔵歌舞伎台帳『松風』考証
菅専助は説教僧にあらず/歌舞伎の台帳(講演)/『金子一高日記』より(講演)
資料(書き下ろし翻刻)
役者ほめ言葉六種
並木正三冥途旅立
索引(人名、書名・外題)
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