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近松浄瑠璃の作劇法
在庫あり

近松浄瑠璃の作劇法 (ちかまつじょうるりのさくげきほう)

原道生著

本体14,000円+税

初版発行:2013年11月30日 A5判・上製・カバー・728頁 ISBN 978-4-8406-9687-6 C3095


角川源義賞・日本演劇学会河竹賞受賞!
近世文学研究の泰斗 待望の初論文集!
中世的な物語世界を近世的に捉え直した時代物、庶民の生きざまに悲劇を見出した世話物など現代でも度々上演される近松悲劇のドラマツルギーを究明!

【内容説明】○著者の代表論文「大職冠ノート」を含む24編と、11編のコラムを収録。
○第1部は、最新研究動向を反映した浄瑠璃作者としての「近松」論と、近松作品に通底する人物造型と「生と死」を論じた作品を集めた。
○第2~4部では、作中人物の置かれた立場・状況・時間のずれや情念が引き起こす様々な近世悲劇の諸相は、近松の作劇法から生み出されたものであることを示す論考を集めた。
○第5部には、近松劇の魅力・現代性についての論考を収めた。
○コラムには学問的蓄積に裏打ちされた肩肘張らない研究余滴を収めた。
○本書は、芝居がまた見たくなる稀有な論文集。
○巻末に索引(演目名・人名など)・参考文献一覧を付す。
○著者の50年に及ぶ研究成果を収めた初の研究論文集。

電子書籍でも配信開始!
以下にアクセスください。

「伝統芸にも電子書籍化の波」として新聞掲載(読売新聞2016年1月25(月)夕刊

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【目次】第一部 総論
近松の人となりと作品
浄瑠璃作者・近松門左衛門
近松の人物造型―劇的状況を担う人物像の諸相―
近松門左衛門の浄瑠璃に見る「生と死」
《コラム》
近松生誕三百五十年にちなんで―生年・父祖・生地など―
作者のいそがしさ―享保初年の近松―

   第二部 時代物(中期)
時代浄瑠璃における悲劇の特質
「やつし」の浄瑠璃化―煙草売り源七の明と暗―
『大職冠』論(一)―近松以前―
『大職冠』論(二)―近松の『大職冠』―
『大職冠』論(三)―追録―
『嫗山姥』小論―時を得られなかった情念のゆくえ―
《コラム》
絵師又平の自負心
巧みな文章表現―『嫗山姥』二段目の語り出し―

   第三部 時代物(後期)
浄瑠璃劇の完成
近松の対「異国」意識
怪奇と謎解き―『井筒業平河内通』の場合―
『双生隅田川』試論―お家騒動劇としての精密化―
「情」をめぐるドラマ―『関八州?馬』の場合―
《コラム》
竹本筑後掾の死
和藤内らをめぐる二重の葛藤―血縁・面目・生さぬ仲の義理―
『日本振袖始』あれこれ―その題材と題名―
「残された俊寛」から「残る俊寛」へ―近松の創った人物像―

   第四部 世話物
通れぬ戸口―近松世話物の場合―
近松世話浄瑠璃の劇空間
死の道行
「死」が許される条件―近松心中浄瑠璃の場合―
『曽根崎心中』の意義―発生期の世話浄瑠璃として―
近松世話浄瑠璃の評価の問題―松田修氏の『曽根崎浸潤』論に触れながら―
セリフの持つ表現力―近松世話物における脇役の事例の検証―
《コラム》
「安住の家」を失なった人々―近松世話物の主人公たち―
九平次の設定―『卯月九日其の暁明星が茶屋との関係―
妙閑の無筆

   第五部 余  滴
近松の魅力―他者への思いやり―
近松の現代性―都会の青年たち―

あとがき/参考文献一覧/索  引

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