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文学界 (ぶんがくかい)

発行:日本近代文学館

昭和8年10月~昭和11年6月・全25冊

日本近代文学館

本体65,000円+税

初版発行:2004年9月 菊判(原寸大)・総4605頁 ISBN 4-8406-8012-4 C3000



【内容説明】「文学界」は、プロレタリア文学運動の退潮と「文芸復興」の機運の中で、昭和八年十月に、宇野浩二・深田久弥・川端康成・武田麟太郎・小林秀雄・広津和郎・林房雄の編集同人により、文化公論社から創刊、やがて横光利一・藤沢桓夫・里見弴が加わり五号まで刊行、発行所を文圃堂書店に移してからは村山知義・森山啓・島木健作・舟橋聖一・阿部知二・河上徹太郎らの新同人を加え(昭和十一年七月からは文芸春秋社で発行)、昭和十年代文壇の中心勢力を擁する雑誌となりました。
 今回は文芸春秋社に移るまでの全二十五冊を複刻いたしますが、阿部知二「冬の宿」、北条民雄「いのちの初夜」岡本かの子「鶴は病みき」、小林秀雄「ドストエフスキイの生活」、中村光夫「二葉亭四迷論」等の問題作に溢れ、特にこの期のものは揃いで見ることが非常に困難なこともあって、今回の複刻には大きな意義があると思われます。

【目次】別冊解説 回想:林房雄・河上徹太郎・中村光夫・田中直樹・野々上慶一 解説:平野謙 執筆者索引

【主な執筆者】
阿部知二 宇野浩二 河上徹太郎 川端康成 小林秀雄 武田麟太郎 豊島与志雄 中村光夫 林房雄 深田久弥 舟橋聖一 村山知義


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