出版物
徳田秋聲全集 第三期 長篇小説(全12巻+別巻) (とくだしゅうせいぜんしゅう だい3き)
第31巻 (第5回配本〔既刊〕2003.7)
秘めたる恋/結婚まで
第32巻 (第6回配本〔既刊〕2003.9)
路傍の花
第33巻 (第7回配本〔既刊〕2003.11)
闇の花
第34巻 (第8回配本〔既刊〕2004.1)
断崖
第35巻 (第9回配本〔既刊〕2004.3)
呪咀/萌出るもの
第36巻 (第10回配本〔既刊〕2004.5)
誘惑/叛逆
第37巻 (第11回配本〔既刊〕2004.7)
二つの道/蘇生
第38巻 (第12回配本〔既刊〕2004.9)
灰燼/草は蔓る
第39巻 (第1回配本〔既刊〕2002.11)
道は遠し/赤い花
第40巻 (第3回配本〔既刊〕2003.3)
道尽きず
第41巻 (第4回配本〔既刊〕2003.5)
黄昏の薔薇/心の勝利
第42巻 (第2回配本〔既刊〕2003.1)
土に癒ゆる/月光曲/病める日輪
別巻 12,000円(第13回配本〔既刊〕2006.7)
日記/補遺/書簡/著作目録/年譜/書誌/
二日会記録/作品名索引
【セット販売】
※分売ご希望の方は小社までご相談ください。
本体129,600円+税
初版発行:2002年11月18日 A5判・上製・貼函入・平均381頁、総4,954頁 ISBN 4-8406-9693-4 C0393
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第54回菊池寛賞・第22回出版梓会新聞社学芸文化賞受賞!
硯友社時代から戦中まで常に日本近代文学の第一線でその根幹に位置した大文豪の全貌を初めて示す
毎日新聞(2006年7月20日・9月15日)、読売新聞(2006年8月5日)、朝日新聞(2006年8月14日)等各紙絶賛紹介
【内容説明】今期収録の小説は、婦人雑誌や新聞に連載された長篇小説で、通俗小説と呼ばれ、顧みられることが少なかった作品を収録しました。秋聲生前の非凡閣版の全集には数篇収録されていますが、この度、十八作品を下記の予定で十二巻に収録して配本致します。
従来の文学研究は純文学作品が中心で、秋聲研究においても、もっぱら第一期に収録した作品が研究対象とされ、今期収録の小説は語られませんでした。近年ようやくこのジャンルが注目され、メディア論や読者論の側面からも期待されています。増え続ける新しい読者層である新聞購読者や女性読者に向けて秋聲は鏤骨の作品群を数多く残しましたが、現在ではなかなか読むことは出来ません。
第三期は、近代文学史上もっとも長く高い位置で文壇に君臨した徳田秋聲とその文学活動の実体を正確に把握するためには欠くことの出来ない作品群を収録しました。ご購読をお願い申し上げます。
【目次】第31巻 解説:十文字隆行
秘めたる恋(大正7年7月25日、新潮社刊)
結婚まで(大正9年1月10日、新潮社刊)
第32巻 解説:宗像和重
路傍の花(大正8年3月28日、新潮社刊)
第33巻 解説:小林修
闇の花(大正10年5月22日、日本評論社刊)
第34巻 解説:松本徹
断崖(大正10年10月5日、日本評論社刊)
第35巻 解説:紅野敏郎
呪咀(大正11年10月11日、玄文社刊)
萌出るもの(大正11年12月18日、近代名著文庫刊行会刊)
第36巻 解説:小林修
誘惑(大正6年6月・8月、新潮社刊)
叛逆(大正14年4月5日、聚芳閣刊)
第37巻 解説:紅野謙介
二つの道(大正14年7月17日、新潮社刊)
蘇生(大正15年11月26日、新潮社刊)
第38巻 解説:十文字隆行
灰燼(大正11年11月25日、金星堂刊)
草は蔓る(大正14年8月20日、文芸日本社刊)
第39巻 解説:松本徹
道は遠し(大正15年4月1日~12月1日「婦人之友」)
赤い花(昭和6年11月26日~7年6月14日「信濃毎日」)
第40巻 解説:宗像和重
道尽きず(昭和2年11月1日、新潮社刊)
第41巻 解説:紅野謙介
黄昏の薔薇(昭和9年3月3日、中央公論社刊)
心の勝利(昭和15年3月5日、砂子屋書房刊)
第42巻 解説:紅野敏郎
土に癒ゆる(昭和16年4月15日、桜井書店刊)
月光曲(昭和23年1月10日、喜久屋書店刊)
病める日輪(昭和24年11月1日、東方社刊)
別巻
日記(松本徹・十文字隆行)/補遺/書簡/著作目録(十文字隆行)/年譜(松本徹)/書誌(宗像和重・紅野謙介)/二日会記録/作品名索引
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