八木書店 出版物・古書目録

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出版物

徳田秋聲全集(全3期42巻+別巻1)
在庫あり

徳田秋聲全集(全3期42巻+別巻1) (とくだしゅうせいぜんしゅう)

第1期 小説(全18巻)
第1巻 藪かうじ・尾崎紅葉補作品
第2巻 雲のゆくへ・後の恋
第3巻 驕慢児・春光
第4巻 前夫人・少華族
第5巻 夜航船・おのが縛
第6巻 奈落・凋落
第7巻 出産・新世帯
第8巻 我子の家・二十四五
第9巻 足迹・黴
第10巻 爛・あらくれ
第11巻 奔流・彼女と少年
第12巻 或売笑婦の話・妹思ひ
第13巻 何処まで・離るゝ心
第14巻 無駄道・乾いた唇
第15巻 風呂桶・元の枝へ
第16巻 春来る・暗夜
第17巻 町の踊り場・仮装人物
第18巻 光を追うて・縮図

第2期 随筆・評論他(全12巻)
第19巻 随筆・評論1 明治28年~大正3年
第20巻 随筆・評論2 大正4年~大正14年
第21巻 随筆・評論3 大正15年~昭和6年
第22巻 随筆・評論4 昭和7年~昭和11年
第23巻 随筆・評論5 昭和12年~没後 付アンケート
第24巻 入門書
第25巻 合評・座談会
第26巻 翻訳・翻案
第27巻 年少者向け作品・俳句
第28巻 小説拾遺1
第29巻 小説拾遺2 
第30巻 小説拾遺3

第3期 長篇小説+別巻(全12巻+別巻)
第31巻 秘めたる恋/結婚まで
第32巻 路傍の花
第33巻 闇の花
第34巻 断崖
第35巻 呪咀/萌出るもの
第36巻 誘惑/叛逆
第37巻 二つの道/蘇生
第38巻 灰燼/草は蔓る
第39巻 道は遠し/赤い花
第40巻 道尽きず
第41巻 黄昏の薔薇/心の勝利
第42巻 土に癒ゆる/月光曲/病める日輪
別巻のみ本体12,000円
 日記/補遺/書簡/著作目録/年譜/書誌/
 二日会記録/作品名索引
【セット販売】
 ※分売ご希望の方は小社までご相談ください。

編集委員 紅野敏郎・松本徹・宗像和重・田澤基久・紅野謙介・十文字隆行・小林修

本体423,600円+税

初版発行:2006年7月20日 A5判・上製・貼函入・平均418頁、総17,990頁 ISBN 4-8406-9694-2 C0393


第54回菊池寛賞・第22回出版梓会新聞社学芸文化賞受賞!
硯友社時代から戦中まで常に日本近代文学の第一線でその根幹に位置した大文豪の全貌を初めて示す
毎日新聞(2006年7月20日・9月15日)、読売新聞(2006年8月5日)、朝日新聞(2006年8月14日)等各紙絶賛紹介

【内容説明】硯友社時代から戦中まで常に日本近代文学の第一線でその根幹に位置した大文豪の全貌を初めて示す
収録作品数416点。

刊行にあたって

 日本で近代小説が書かれるようになってから、百年以上の歳月がたちました。
 その歴史を振り返ってみて、いま、世界文学の地平に差し出されるべき作家はだれでしょうか。夏目漱石をはじめ谷崎潤一郎など数多くの作家が挙げられますが、なかでも逸することのできないのが、徳田秋聲です。
 秋聲は、明治・大正・昭和の三代、十九世紀末から二十世紀にかけて、小説文壇の中心に位置しましたが、同時代の作家たちが陥った西欧の小説の模倣や追随に与せず、知識人の苦悩よりも市井に浮きつ沈みつする男女の姿を、日々の暮らしに深く根差した目と感性でもって、描きつづけました。その表現は、最新の小説理論から見ましても、自然主義リアリズムとして括れない、すぐれた個性と質をもっています。そして、秋聲の名を冠した作品群の驚くべき量は、創作という営為についてのわれわれの常識を揺るがすのに充分なものがあります。秋聲には、これまで支配的であった日本近代文学の概念自体を根底から突き崩すところがあるのです。
 かつて川端康成は、秋聲を「小説の名人」と呼びましたが、広津和郎から中上健次に至るまで、秋聲を読むことで小説の要諦を学んだ作家はおびただしい数になります。小説の衰弱が叫ばれ、その根拠が問いなおされているいまこそ、秋聲の作品をじっくり読み、検討すべきだと考える人は、少なくないはずです。
 しかし、残念なことに、今のところ完備した全集がなく、昭和十年代に出た十五巻本を増補したものがあるばかりです。この重大な欠落は、戦後の文学状況の偏り以外のなにものでもありません。
 今回、その欠落を埋めるべく、徳田家の全面的な協力を得て、ようやく本格的な『徳田秋聲全集』刊行の運びとなりました。膨大な量の作品を収録するため、三期に分けましたが、小説を中心とした第一期に限っても、収録予定作品数はこれまでの全集の三倍近く、単行本未収録も予想を大きく上回る数になりました。それに加えて随筆・評論、翻訳、俳句、年少者向け作品などを収めた第二期、長篇小説、日記・書簡などの第三期がつづき、鬱然たる徳田秋聲の全体像がいよいよ姿を現すことになったのです。
 今日、出版状況がますます困難をきわめていることは周知の通りです。しかし、日本の近代文学を問いなおそうとする本全集の企画の意図をお酌み取り下さり、ご支援をたまわりますよう、切にお願い申し上げる次第です。

   『徳田秋聲全集』編集委員会

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