CD-ROM版近代文学館E サンプル画像 |
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太陽とは? | |||||||||||
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「文芸倶楽部」「少年世界」「文章世界」等、当時の主力雑誌を次々と手がけ、日本における総合出版社としての地位を確立した博文館。その博文館の代表的雑誌とも言われるのが「太陽」です。 1894年末、政治・経済関係の雑誌を廃刊し、日清戦争後の社会変化に対応した総合雑誌として創刊された「太陽」は当時のオピニオンリーダーとしての役割を担っていきました。 代々の主筆は坪谷水哉、高山樗牛、鳥谷部春汀、浮田和民、長谷川天渓、平林初之輔。創刊号は、論説、史伝、地理、小説、雑録、文苑、芸苑、家庭、政治、法律、文学、科学、美術、商業、農業、工業、社会、海外思想、輿論一斑、社交案内、新刊案内、海外彙報、英文の24欄に分けられています。号が進むにつれ、この項目は変化していきますが、政治、経済、社会に関する評論に重点を置きながら、諸産業の知識技術普及、芸術や文学、また家庭生活等その対象は広範囲にわたっています。 また各界の名士200人以上よりなる太陽名誉賛成員を掲げており、執筆も各分野の著名人を網羅しています。「中央公論」「改造」に先駆けた、まさに日本初の総合雑誌といえます。 |
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