古書
萩原恭次郎葉書
高橋澤三宛宛 ペン書 大10~昭2 台紙10枚に貼付
販売価格(税込):950,000円
19枚
【目録情報】94号近代自筆物特輯 及び以後の新蒐品
【著作者出身地】群馬県
【著作者生年月日】1899年05月23日
【著作者没年月日】1938年11月22日
【解説】消印が不鮮明なものも多いが、大正10年から昭和2年にかけての葉書を、額装を目的にして、表裏に割って二通ずつ台紙に張り付けた形。寄せ書き含む。一枚半裁。「『種子まく人』三月号に僕の詩がのるわけです。雄弁の方はイフクベ君がどうかしてゐるのか載らないので原稿をかへして貰ふと思ってゐます」(大10・2・2)「好い繪をかいて呉れ。僕はいい詩を書く」(大10・10・25)「何時も長たらしい気持になっては色々お世話になる事を心からすまなく思ひます。田舎に帰ったら少しも心が落付かなくて困ってをります。何する事も出来ません。たまらない心でゐます」(大11・3・15)「友を送ったあとはぼんやりと空虚に等しい心となる。僕もまただら/\何かの仕事にとりかかろう」(大11・6・8)「飛行少年二月号も可成りの成績で出来上った。それから三月号にぜひ君に書いて貰いたい童話があるからなるべく早く上京して呉れまいか」(大12・1・9)「あれから君に二回ハガキを書いてゐながらいつもタモトに入れてはまたもどって来て、モミクチヤになっては、それをながめて、自分はなんて忘れっぽい嫌な奴かと云ふやうなことを思う」(昭2・8・4)(発信地)前橋 本郷区追分町 浅草 千駄木 世田谷区(受信地)本郷区追分町 千駄木 北甘楽郡岩染村